営業力で仕事をしているわけではなく、地元での口コミや紹介がメインのため、施工はもちろん引き渡し後のメンテナンス、人とひととの繋がりを大切にしています。
設計者と施工者が綿密に係り合いますので、お施主様の真意が伝わりやすい上、医師のすれ違いが少なく比較的早く現場に反映されます。
工務店というと昔ながらの家づくりをコツコツ・・・というイメージがあるかも知れませんが、最近ではハウスメーカーや設計事務所並みに提案力を発揮する工務店が増えています。
設計~積算~施工まで担当者がすべて把握しながら業務を進めますので、人件費のロスが極めて少なくなります。
実際に建物にかかる費用以外のものを関節経費といいます。総合住宅展示場への出店やTVCMなどの宣伝ではなく、地域の折込チラシ程度の営業なので営業経費が少なく、その分住宅価格は安くすることが可能になります。
施工上の制約が少ない、家を作品化しない、住む人の都合優先で一品生産の家を作ってもらう事が出来、自分なりのこだわりを強く持っている人に向いています。
実際に現場に立つ施工者でもあるので、建築のプロとしての意見を聞くことができます。また、建築材料を良く知っている人が多いのも特徴の一つです。
一度にたくさんの現場をかかえていないので、会社の都合ではなく、お施主様側のスケジュールに合わせた施工計画を立ててくれます。
首都圏をお例に住宅施工数のシェア率をみると、大手ハウスメーカーなどが含まれる年間施工棟数が1,000棟以上の会社のシェアは34%です。年間施工棟数が1,000棟未満の会社のシェアは66%もあります。また、100棟未満の会社だけをみてもそのシェアは42%と、半分近い比率を占めていることが分かります。尚、関西圏では100棟未満の会社が65%となっており、首都圏よりも中小企業の比率が高くなっています。